全体的によくできていたと思います。今回は提出が次の日ということで余裕がなかったのか、オプション問題を解いている人があまりいませんでした。
最尤復号法は\(y\)が受け取られた時に\(P(y|w_i)\)が最も大きな\(w_i\)に復号するという方法です。 \(P(y|w_i)\)を\(w_i\)の尤度といいます。なぜ確率と言わないかというと、\(y\)を固定してすべての符号語\(w_i\)に対して\(P(y|w_i)\)を足しても1にならない可能性があるからです。 尤度が最も大きな\(w_i\)に復号するという意味で、最尤復号法と呼ばれます。問1(2)では、例えば受信語が0101のとき、符号語0000と1111のどちらに復号するかというと \(P_{y|w}(0101|0000)>P_{y|w}(0101|1111)\)であれば0000へ\(P_{y|w}(0101|0000){<}P_{y|w}(0101|1111)\)であれば1111へ復号します。 \(P_{y|w}(0101|0000)=P(0|0)P(1|0)P(0|0)P(1|0)=0.8^2\times 0.2^2=0.0256\), \(P_{y|w}(0101|1111)=P(0|1)P(1|1)P(0|1)P(1|1)=0.1^2\times 0.9^2=0.0081\)より \(P_{y|w}(0101|0000)>P_{y|w}(0101|1111)\)が成り立つので0101は最尤復号法では0000に復号します。他の受信語も同様に考えて計算すれば最尤復号法で0000と1111のどちらに復号されるか知ることができます。 最尤復号法では、受信空間のすべての受信語の訂正をしますが、後に説明する限定距離復号法では、復号を行う領域を各符号語からのハミング距離がある大きさ内にあるものに限り、 どの復号領域にも含まれない領域内の受信語を受け取った場合は、誤りの検出のみ行なって再送要求などして対応することにより、誤って訂正する確率を減らす方法について勉強します。
上の解説でもわからなければ、スラックで質問してください。
新しい概念を習う時は難しく感じるかも知れません。しかし、難しく感じるものを理解できた時、得るものは大きいと思います。難しく感じるもので本当に難しいものは多くないはずです。わからないところなどあったらスラックで質問してください。
1人だけでも分かり易いと言ってくれる人がいて良かったです。
復習は重要なので色々な方向から復習してみてください。
なんのこっちゃと思いましたが、言いたいことはわかりました。ブラウザでグーグルドライブのワードファイルを見ると解答部分が表示されないということですね。 確かにそのようです。その辺りは担当の先生が気をつけてチェックするので大丈夫だと思います。
グーグルフォームでの提出は再提出しても上書きされず、何度でも提出できます。オプション問題が解けたとか、誤りを訂正したなど気になることがあったら再提出しても問題ありません。 ただ、それで評価が変わるかどうかは保証できません。
正規の授業の時間に受けていることを前提としているので、提出が次の日でも焦るほどではないと思います。何らかの理由があって正規の時間に受けれない場合は、その日の内に受講するようお願いします。
気持ちがわかりますが、これは理由になりません。授業日程が変則的になっている日は最初にチェックして、間違えないようにしましょう。
2021.7.26 作成,担当:中村